報 告
報告:講演会(第38回振興賞技術振興賞)
- 開催日時
- 2025年3月7日(金)/14:00~16:00(開場13:30)
- 会 場
㈱LIXIL高岳ビル およびオンライン(Zoom)形式
- 参加者数
- 会場参加:33人、オンライン参加:19人
今回の講演では、第38回振興賞技術振興賞を受賞された以下の2作品についてご講演頂きました。
【JR熊本駅ビル】
講師:西本 真道 様 ( (株)日建設計 )
JR熊本駅ビルは、バイオフィリックデザインを採用し、自然との調和を図った複合施設である。ホテル、商業施設、結婚式場、映画館を含み、自然光、屋内緑化、滝、自然の音、眺望の5要素を取り入れた設計となっている。阿蘇の自然を模した水循環システムや緑化された岩壁が特徴的で、自然と調和した空間を提供している。滝やガラス壁泉、植栽は温湿度や心理的効果に影響を与え、快適な環境を実現している。計画段階からシミュレーションを用いて環境予測を行い、竣工後も実測値で詳細な検証を実施し、物理的・心理的な快適性を追求し、実証している。

【常盤工業新社屋における自然エネルギーを活用したパッシブ型ZEBの計画と検証】
講師:久保 洋香 様 ( (株)日建設計 )
常盤工業新社屋は、地域に根付いた総合建設会社として、地域の自然エネルギーを最大限に活用し、環境にやさしい省エネ技術を融合させたオフィスビルである。太陽光発電や太陽熱、地下水利用を組み合わせた高効率熱源システムを採用、高断熱、高気密、高蓄熱な外断熱RC造における建築計画に除湿型放射冷暖房機の導入、ABWの働き方を活かした自然採光と自然換気の計画が特徴である。運用段階においても、快適性・生産性を向上させる一方で、エネルギー消費を大幅に削減し、実運用状況でZEBを達成している。さらに、地域への普及性を考慮し、地元住民向けの公開イベントやSDGs講座を通じて、広く情報を発信している。
