受賞の概要

展望バルコニー部の深い庇やハイサイドライト、Low-eペアガラスの採用などにより、日射遮蔽と自然採光、断熱性能を向上。
下階から最上階に貫くセンターボイドにより、自然換気を促進し空調熱負荷を低減。
基礎の免振層をクール･ヒートピットとして活用し、取入外気負荷を低減。
外気負荷の多くは空調機内の井水コイルによる冷却・予熱で賄い、執務室のインテリアゾーンにおける室負荷は井水のみを冷熱源として処理する、井水熱を最大限に活用した空調システムを構築。
全面床吹出空調機（各空調ゾーンに２台設置）では、送風温度制御と台数制御を採用し、外調機ではゾーンごとに外気量のCO2濃度制御を採用することで、期間エネルギー性能を向上。
井水の揚水は自噴による井水槽への給水を前提とし、熱利用後の井水を雑用水にカスケード利用。
設計時にはZEB Readyを実現。実績値においても既存建屋の年間一次エネルギー消費量から51.2％の削減を達成。
CASBEE評価Sランクを取得。